審査要領

1. ジャッジの資格及び構成人数

ジャッジは、FAI・CIVAのインターナショナルジャッジ資格あるいはIACのジャッジ資格を有する者、またはFAI・CIVAの世界選手権・ヨーロッパ選手権参加経験者、あるいはジャッジスクール受講済みの者で審判委員長がその任に適すると認めた者の中から2名以上を選定する。

2. アシスタントジャッジ及びスコアラー

各ジャッジにつき1名のアシスタントジャッジを置く。またスコアラーは1名以上とし、採点結果を集計する。

3. ラインジャッジ

ラインジャッジは設けない。 ラインからの逸脱はプレゼンテーションスコアに反映される。

4. 採点基準

原則としてIAC Official Contest Rules 2011ルールの採点基準に準拠する。
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5. ペナルティ

飛行前の点呼に間に合わなかった場合:5ポイント
正当な理由のないプログラムの中断:5ポイント
下限高度逸脱:その課目についてはポイント0

6. プレゼンテーションのK値

プレゼンテーションのK値は、IACルールに準拠して、クラス1(プライマリー)3K、クラス2(スポーツマン)6Kとする。

7. プログラム及び飛行回数

プログラムは、クラス1(プライマリークラス)及びクラス2(スポーツマンクラス)としてすでに公開済みの規定課目とする。 クラス2のフリー課目は、今回は規定 課目と同一とし、競技者独自のフリー課目設定は不可とする。 予選(クオリフィケーション:規定課目)、規定およびフリーの3回の飛行を実施し、規定およびフリーの合計点をもって最終得点とする。ただし天候等の事由により、フリーが実施出来ない場合は、予選と規定の合計点、また予選のみ実施出来た場合はその点数をもって最終得点とする。

8. 飛行の順番

予選(クオリフィケーション:規定課目)の順番は抽選により決定する。以降のプログラムは、合計点下位からの順に開始する。ただし同じ機体を共有する競技者がいる場合は、競技委員長が調整を行う。

9. プログラムの開始及び終了の合図

プログラムの開始及び終了の合図は、翼を3回振ることによって行う。 一回振る事でも可能とするが、審判から十分に視認できるように行うこと。 審判が開始の合図を確認出来ない場合は、ペナルティが課されることがある。

10. 競技BOXの上限及び下限高度

下限を1500ftAGL(3000ftMSL)、上限を4500ftAGL(6000ftMSL)とする。

11. セーフティーチェック・マニューバー

必要に応じてBOX内において、ハーフロール+ハーフロールを1回実施してもよい。

12. 競技BOX占有時間

競技委員長からVHFによる、「BOX CLEAR」コールから5分間とする。 時間内に課目が終了しない場合は、時間経過後の課目は採点外(0点)とする。 ただし、ブレイク(競技の一時中断)を使用した場合、翼を3回振る、ブレイクの開始から終了までの間は、占有時間に含めない。

13. プログラムの中断及び再開

プログラムの中断及び再開の合図は、翼を3回振ることによって行う。 ただし、これを行わなかった場合は中断についてのペナルティがさらに付加される。

14. オプショナルブレイク

天候の状況により、競技委員長が設定する。 設定可能な場合は、事前に通知される。1回のみ可能とし、どの課目終了時点で使用するかは、パイロットの判断による。

15. プロテスト(陪審請求)

審判結果に不服がある場合は、競技委員長に対して、1000円を支払う事で不服を申し立てる事ができる。

16. セーフティーパイロット

全ての競技でセーフティーパイロットの搭乗を可能とする。ただし飛行中に競技に関する一切の助言・操縦等の補助を受けてはならない。

17. 採点結果に対する意見

競技者は採点結果について意見を述べ、または説明を求めることができる。 ただし、 いかなる場合も最終的な採点結果には影響を及ぼさない。 陪審請求については、競技委員長、審判委員長、技能・安全委員長の協議により対応する。

IAC Official Contest Rules 2011
※4.採点基準の項参照
2011 Official Contest Rules.pdf
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